<顔が見えるからこそ>伝えられること~メラビアンの法則より~

こんにちは。
暦の上ではもう秋。
盛夏の疲れの出やすい時節ですが、皆さまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
さて、メール専用カウンセリング瑠璃の部屋では、<こころ>にまつわる記事を不定期に発信していますが、本日は(かなり久しぶりですが(^^;)<コミュニケーション>というもののあり方について、心理学のある考え方を用いてお伝えしたいと思います。
私はカウンセリングの活動を始める前に、電話を使った営業の仕事をしていたことがあります。
簡単に言うと、企業に電話をかけてパソコンのウイルス対策ソフトなどのセキュリティ対策製品を提案するというような仕事をしていました。
電話の仕事では、当然ながらコミュニケーションというものが欠かせませんが、そのコミュニケーションを3つの要素に分けてあらわしたものに<メラビアンの法則>というものがあります。
<3つの要素>というのは一つは身ぶり手ぶり(姿勢、動き、表情、視線、まばたき)などの視覚的な情報、もう一つが、声の調子(速さ/リズム、トーン、大きさ、間合い、抑揚)、もう一つが言語情報(言葉そのもの)の3つになります。
メラビアンという人がおこなった実験によると人が最も優先的に判断する情報が視覚的な情報で55%、それに続いて声の調子が38%、言葉そのものが7%という結果だそうです。
過去に『人は見た目が9割』なんて本が流行りましたが、ここでまず言えるのは視覚から受ける情報が圧倒的に多いという事です。
それに加えて言葉そのものから受ける情報よりも声の調子の方から受ける情報の方が多い、つまり、人は<何を言っているか>よりも<どう言っているか>の方に影響を受けやすいという事が言えるわけです。
実はこの話は営業のセミナーなんかでもよく取り上げられる話なんですが、どちらかというと対面の営業を想定したものが多いという印象を受けました。
私が取り組んでいたのは対面ではなく、電話による営業ですし、分かりやすいプレゼンの資料を目の前に提示して視覚的に訴えることもできません。しかも、例えばこの製品にはこんなメリットがありますといった<事実>を淡々と伝えるだけでは相手の反応は変わらないということになります。そこに電話による営業のむずかしさがあったように思います。
ただ、先ほどの数字はあくまでも全体的な傾向であって、人によっては話し方よりも言語情報の方を優先的に受け取って、言葉の方に反応して議論(言葉のやり取り)をしたがるような相手もいるので注意が必要だと思います。
ところで、メラビアンの法則では、視覚が優位に働くとされていますが、人には<得意な感覚>というものがあって、五感ーー視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚ーーの中で、優先的に働く感覚が人それぞれ異なるとも言われています。この、優位感覚によるタイプ分類を「VAKタイプ」と言います。
長くなるので、この辺の話は別な機会に譲りますが、いずれにしても、大雑把にいうと、電話のような顔の見えない、視覚情報を頼りにできないコミュニケーションにおいて一番頼りにしなければならないのは声の調子、伝え方の方にあるということは言えそうです。
<顔の見えないやり取り>と言えば、電話の他にもメール、LINEやFacebookなどのSNSなんかも挙げられますね。
これらのやり取りは基本的に文字のみのやり取りになります。場合によっては写真の送受信などはあるかもしれませんが、電話以上に頼りにできる情報が限られてくると思われます。
ただ、上述のように人それぞれ<得意な感覚>があるので、皆さんに合ったやり方でコミュニケーションを円滑なものにしていただければと思います。
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ここまでお読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
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<顔の見えないやり取り>ではありますが、
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心理カウンセラー
根岸奈津代

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