【気になるコトバ】 ①パーソナルスペース
本日より【気になるコトバ】と題してカウンセリングや心理学に関する用語を初め、文学、哲学、仏教などの言葉を解説したり、所感などを述べたりしていきます。
その一つ目がこちら
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パーソナルスペース:他人に近付かれると不快に感じる空間。一般に、親密な相手ほどパーソナルスペースは狭く(ある程度近付いても不快さを感じない)、逆に気を許していない相手に対しては広い。
昨今、<ソーシャルディスタンス>すなわち、感染拡大防止のため、人と人の物理的な距離を2m以上あける事が求められていますが、それに関連して<心理的な距離>というものを取り上げてみました。
アメリカの文化人類学者のエドワード・T・ホールは、パーソナルスペースを次の4つのゾーンに分けています。
・密接距離:ごく親しい人に許される空間。
・個体距離:相手の表情が読み取れる空間。
・社会距離:相手に手は届きづらいが、容易に会話ができる空間。
・公共距離:複数の相手が見渡せる空間。
上記のゾーンの距離の範囲は0~7m以上に設定されていて、詳細は省きますが、最も狭い場合でハグができるような距離から、最も広い場合で一般人が社会的な要職にある人物と面会するような場合におかれる距離までを想定しています。
ちなみにソーシャルディスタンスの基準となっている2mは、パーソナルスペースでは、知らない人同士が会話をしたり、商談をする場合に用いられる距離に当たるそうです。
親しい人でもこれだけの距離を取らなければならないのは、やるせないものです😢
それでも今は頑張りどころ💪昨今はビデオ通話などオンラインでのコミュニケーションも発達してますし、そういったものを駆使しながら、物理的な距離も心理的な距離も程よく取っていきたいですね😃
写真は息子とお友だちで、去年の秋のもの(@横浜コスモワールド)👨👧
こんな距離感が当たり前だった日常に、一日も早く戻りますように…(*´-`)
#気になるコトバ
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