【気になるコトバ】⑫チャンクサイズ
【気になるコトバ】では、カウンセリングや心理学に関する用語を初め、文学、哲学、仏教などの言葉を解説したり、所感などを述べたりしていきます。
さて、今日のコトバは…
チャンクサイズ:チャンク(chunk)とは、大きな塊、ぶつ切り、大量(の)、などの意味を持つ英単語。心理学では、物事のとらえ方の大きさを表す言葉として使います。
私たちがなにかを思考する時、その思考する情報の大きさ(チャンクサイズ)が人それぞれ違います。
大きくは次の2つに分けることができます。
・詳細に物事を見ている人
・大まかに全体像を見ている人
前者をスモールチャンカー、後者をビッグチャンカーといいます。
どちらが良い、悪いということはありません。
例えば個人の内面を深く掘り下げていく心理カウンセリングでは、前者のような捉え方が重要となってきます。
人を取りまとめるリーダーの立場にある人は、当然ながら後者のように全体を見ることが求められます。
この考え方によると、どちらかに偏ることなく、全体と詳細の両方に目を向けることで、物事をより深く理解することができるようになる、といいます。
コロナの影響で、全世界、国全体の動きが注目されますが、それと共に外出自粛、手洗いうがいなど個人レベルでの行動に意識を向けることが求められていますね。
全体と詳細の両方に目を向けることで、より深く現状を理解し、ひいては解決に向かうことができる、ということをこの考え方は教えてくれているように思います。
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